佐藤 俊彦

医療法人DIC宇都宮セントラルクリニック理事
セントラルメディカルクラブ顧問医

医師になるきっかけは野口英世の伝記を読んだことです。

医師を目指したきっかけ、専門を選んだ経緯・理由を教えてください

小学校の道徳の授業で同じ福島出身の野口英世の伝記を読んだことが一番初めのきっかけです。その後、高校生の時に、父親から進路のことで東大に行くか医師になるか、という選択を出された私は、当時医学部ブームだったこともあり、医師になることを決意しました。放射線科を選択した理由は、先輩からの誘いによるものでした。放射線科に進んだ先輩から教えてもらった画像ガイドによる組織画像の撮影や、「IVR(インターベンショナルラジオロジー)*1」はとても魅力的でした。もともと私は、免疫学に興味を持っており、膠原病とかアレルギー疾患など、そういった第二内科に行きたかったのですが、画像診断をベースに色々なことができるという興味から、最終的に放射線科を選びました。研修中には、実際に読影業務中に肺がんを見つける経験もしました。気管支鏡やCTガイド下生検でがんの診断確定、そこから治療に繋げるという一気通貫で肺がんを学ぶことができました。その経験もあって、画像診断をベースにした診療はとても興味深く、そこから30歳くらいまでに複数の大学病院を渡り歩き、様々なトレーニングを重ねて全身が診られる放射線科医になりました。
(*1 日本語訳で「画像下治療」。X線やCT、超音波などの画像診断装置で体の中を透かして見ながら、カテーテルや針を入れて、標的となる病気の治療を行う。外科手術のように腹や胸を切らずに、体の奥にある臓器や血管の治療ができる方法。)

医師になるきっかけは野口英世の伝記を読んだことです。
他の医師とは異なる角度で診断にあたること

他の医師とは異なる角度で診断にあたること

診断・治療の際に心がけていることはなんですか?

他の医師とは異なる角度で診ることです。
例えば、会員様に胸痛の症状がある場合、多くの医師は心臓を診ますが、私は肺の病変についても精査をしています。つまりは、どこか体の一部が痛い場合、その部位だけを診るのではなくほかの原因因子についても疑って診るということです。通常の診断では、患者さんの目の前で起きている症状のみに焦点を当てていますが、そうすることで判断が難しい「がん」などの発見を見落としてしまうかもしれません。私は常に身体の全体を捉えながら痛みの原因が一つなのか、あるいは二つなのか、患部はその部位でいいのか、などを考え他の医師とは異なる角度で診断にあたるように心掛けています。

CMCの特長は、その人それぞれのリスクに合わせ、カスタマイズした検査ができること

CMCを創ったきっかけと、CMCの特長を教えてください

私が30代でがんになった時、専門の先生を複数訪ね、セカンドオピニオン、サードオピニオンを繰り返しました。当時は、誰に相談すればいいのかわからずとても困りました。医師というのは自分の専門分野は詳しいのですが、ほとんどの医師は専門外のことになるとよくわからないというのが現状です。私は、自身の経験からどんな患者さんにもそれぞれの立場に立って、必要な情報や必要な医師(医療)をきちんと正しく網羅的に提供できるような「顧問医」のような存在がいたらいいな、と実感したのがCMCを設立した一番のきっかけです。CMCの特長は、その人それぞれのリスクに合わせ、カスタマイズした検査ができることです。それから、完全予約制のためお待たせする時間は最小限に抑えられております。短時間に複合的な検査を要領よく正確にできる事も特長の一つです。検査での待ち時間や検査そのものに時間がかかるということは会員様の精神的な負担になります。世の中にあるプレミアムな人間ドックは、1泊2日や2泊3日が一般的ですが、CMCの全身の複合的な検査メニューは1日で終了します。高精度な検査機器で検査をするため、より短時間での検査が実現できています。

現在仕事以外で先生がはまっていることを教えてください

日本の歴史とか好きですね、インテリジェンスに興味を持っています。「なぜ神社ができたのか」とか、起源のようなものに興味があり、そのような場所に訪れるのも好きです。また国の成り立ち等にもとても興味があります。それから、余暇ではゴルフをしています。趣味ではないですが、色んな方との出会いや交流の場だと思っています。

必要な情報や必要な医師(医療)をきちんと正しく網羅的に提供できるような「顧問医」

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